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亀戸天神社 藤まつり 幽玄の美を堪能

亀戸天神社,藤まつり,江東区

 

藤が一斉に開花し、境内が一面藤色に染まる亀戸天神社

江戸時代から「江戸随一の藤」と呼ばれた藤の名所である亀戸天神社。

現在、藤の花が一斉に開花して、まさに見頃を迎えています。

亀戸天神社では4月17日(土)~5月5日(祝)まで「藤まつり」が開催されています。

境内は白と紫に染まり、幽玄な世界を醸しています。

散ってしまう前に 亀戸天神社の藤を鑑賞してはいかがですか?

 

亀戸天神社の歴史

その起源は江戸時代まで遡ります。

1646年に、「学問の神様」として有名な菅原道真、

その子孫で、当時に太宰府天満宮の神官だった菅原大鳥居信祐が、

「飛び梅の枝で天神様の像を彫り、天神様信仰を広めるために神殿を建立せよ〜」

という神のお告げを受けたと言い伝えられています。

お告げに基づいて御神木である「飛び梅」で天神様の彫刻をつくり、

それを携えて太宰府から全国へ巡礼の旅に出ました。

諸国を巡りながら江戸の本所亀戸村に辿り着き、

村に元々あった天神様の祠に、携えてきた天神様の像を祀りました。

これが亀戸天神の始まり、と言われています。

 

徳川家綱が社地を寄進

1662年に、天神様を信仰していた四代将軍徳川家綱が、

鎮守の神様として土地を寄進し、太宰府の神殿にならって

その地に社殿、回廊、心字池、太鼓橋を創りました。

こうしてできた立派な構えによって、

当時の亀戸天神は、東の宰府を意味する「東宰府天満宮」や

「亀戸宰府天満宮」などと称され、親しまれていました。

その後は「亀戸神社」という称され、

昭和11年からは「亀戸天神社」と称されています。

 

 

船橋屋さんの「くず餅」

残された江戸,亀戸,藤,江東区

江戸時代のみならず、明治時代に至っても亀戸の「藤」は東京随一でした。

明治時代における江戸ガイドブックである柴田流星著の

「残されたる江戸」(明治44年刊行)には、


「藤は、何処よりも先ず亀戸天神のを最とする。

ここの藤、三、五年この方は花も少く、

房も短くはなったが、なお且つ冠たるを得べく、

殊に名物の葛餅、よそでは喰べられぬ砂糖加減である」


という一節ありますが、ここで挙げられている「葛餅」(くずもち)とは、

亀戸天神みやげの定番である「船橋屋」さんのくず餅のことです。

船橋屋,くず餅,亀戸天神社,江東区

江戸時代に、良質な小麦を生産していた下総の国では、

お湯で練った小麦を蒸したお菓子を食べる習慣がありました。

船橋出身の「船橋屋」初代勘助がセイロで蒸したものに、

きな粉と黒蜜をかけて、それを亀戸天神で販売したら大好評を得ました。

後にそれが「くず餅」と呼ばれて江戸名物になったと言われています。

 

くず餅,船橋屋,亀戸天神社,江東区

関西の葛餅は文字通り「葛」を原料としていますが、

東京・亀戸のくず餅は「葛」ではなく「小麦」を原料としているので、

正確には「葛餅」ではなく「くず餅」と表記されます。

 

道真公ゆかりの御神牛

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亀戸天神みやげと言えば「くず餅」、と多くの人々が連想するように、

船橋屋さんは亀戸天神社と深く関係しています。

「道真公の使い」と言われている御神牛の像が亀戸天神社境内にあります。

この像は昭和36年に船橋屋さんから奉納されたものです。

 

 

いつ頃から亀戸天神に藤があるの?

太宰府天満宮の樹木は、道真公ゆかりの「飛び梅」に基づいて「梅」がとても有名です。

太宰府には「藤」はありません。

亀戸天神は太宰府天満宮を真似て建立されたのですが、

「梅」だけでなく「藤」もたくさんあります。

亀戸天神の藤はいつ頃からあったのでしょうか?

江戸時代の地誌「江戸砂子」や「江戸名所図会」や当時の浮世絵に、

亀戸天神の境内に茶屋が並んで人々が藤の花見をしている様子が描かれており、

江戸時代から藤の花が江戸の庶民から親しまれていたことが分かっています。

 

一面が藤の花、まるで幽玄の世界

亀戸天神社,藤まつり,江東区

鳥居をくぐり、最初の太鼓橋を渡ると、藤の花が一面の広がっている様子が現れます。

その様は圧巻で、なかなか目を離せません。

 

亀戸天神社,藤まつり,江東区

心字池を囲むように藤が蔓をのばして花が開花しています。

池の周囲にある回廊をゆっくりと歩きながら、

多くの方々がスマートフォンで藤の花を撮影していました。

 

亀戸天神社,藤まつり,江東区

 

亀戸天神社,藤まつり,江東区

 

 

東京スカイツリー

亀戸天神社,藤まつり,江東区

亀戸天神社の近くに東京スカイツリーがあるので、

境内のどこからでも藤の花と併せてスカイツリーを望むことができます。

 

 

ヤマフジとフジ

亀戸天神社,藤まつり,江東区

境内には、フジ系、ヤマフジ系、と2系統の藤が生育しています。

 

ヤマフジ

学名:Wisteria brachybotrys

日本原産:近畿以西に自生

花房が短い:10〜20cm

奇数羽状複葉:小葉9〜13枚

巻く方向:左

園芸品種:カピタン、甲比丹藤、アケボノフジなど

フジ

学名:Wisteria floribunda

日本原産:本州、四国、九州に自生

花房が長い:30〜100cm

奇数羽状複葉:小葉11〜19枚

巻く方向:右

園芸品種:長藤、口紅藤、八重黒龍など

 

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基本情報

祭り名 亀戸天神社 藤まつり
開催場所 亀戸天神社
住所 東京都江東区亀戸3丁目6−1
主催者・運営 亀戸天神社
主催者・運営の電話番号 03-3681-0010
最寄り駅 亀戸駅、錦糸町駅、東あずま駅
藤まつりの日程 
4月17日(土)〜 5月5日(水)
御本殿の開門時間
開門午前6時・閉門午後5時
駐車場の利用時間
午前8時より午後5時頃まで
駐車場の料金
無料。但し利用は御参拝の方のみに限定
駐車場の混雑状況 藤まつり期間中は、駐車場が大変混み合う恐れあり。公共の交通機関をなるべく利用することが望ましい。
他のまつりの開催時期
梅まつり:2月上旬 ~ 3月上旬
菊まつり:10月下旬 ~ 11月下旬
公式ホームページ

亀戸天神社公式ホームページ

 

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