順番を間違えなければ汚部屋は片付けられる

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部屋が片付かない、片付けられない、と悩んでいる人達は「自分に片付ける能力がないのかもしれない」と思い、苦しんでいます。しかし、心配はいりません。片付かなかった理由の大半は、「片付け方を知らなかった」だけです。

今回は汚部屋の片付けに必要な道具、必要なステップ、片付いた部屋を散らかさない方法をお伝えしていきます。

片付ける前に用意しておく物

片付け作業をスムーズに進めるアイテムは、以下の3つです。

• ダンボール3～5箱
• ゴミ袋（可燃・不燃・資源）
• 市町村のゴミ分別表（ネット検索でも可）

ダンボールの1つ目は、飲みかけのペットボトルを入れる箱に利用します。飲みかけのペットボトルは、後でまとめて中身を捨てた方が効率的ですので、まとめて入れておきましょう。

2つ目以降のダンボールには、残しておく物を入れます。ダンボールの数は多くても5個程度がおすすめです。

汚部屋の片付けでもっとも重要なポイントは、「捨てる」作業。物を多く残さないためにも、数を制限しておくべきです。

片付ける場所はどこから？

効率良く片付けをするためには、次の順番で作業しましょう。

1. 通路（玄関から部屋まで）
2. 分別しやすい部屋
3. 水回り
4. 収納棚・押入れ

まずは、「玄関から部屋までの通路」の掃除です。通路の掃除には、作業中に歩くスペースを確保する目的があります。

次の「分別しやすい部屋」では、衣類や本・雑誌、小型家電を中心に片付けます。

「水回り」は、洗面所のタオルなど、片付けしやすいものから取り掛かるとスムーズに進みます。台所やトイレも続けて片付けていくと良いでしょう。

「収納棚や押し入れ」は、1～3まで片付いてから取り掛かるようにします。収納棚や押入れの中は、収納物が多いため、まずは床や部屋の片付けを優先させましょう。

汚部屋の片付け4ステップ

事前準備や、片付ける場所の順番をお伝えしてきました。ここからは片付けの具体的な方法を、4つのステップで紹介していきます。

不要な物は迷わず捨てる

繰り返しになりますが、汚部屋を片付ける際の最も重要なポイントは、「捨てる」作業です。多くの物が散乱していると、「どこから手をつければ良いのか分からない」と混乱してしまいす。まずは必要のない物から、どんどんゴミ袋に入れて捨てましょう。

捨てるべきか迷った時は、「1年使わなかった物は捨てる」などのルールを作り、判断します。

必要な物は分類する

「捨てる」作業が終わり、部屋も少しスッキリしてきたので、次は必要な物の分類作業に取り掛かります。ダンボールに残した物を、カテゴリ別に分けていきましょう。

• 衣類
• 本・雑誌
• 文房具
• 雑貨・小物
• 化粧品

カテゴリ別に分けておけば、収納が楽になります。また、分類作業中に、「やっぱりいらない」と思いなおすこともあるので、ゴミ袋も用意しましょう。

整理・収納

カテゴリ別に分類した後は、整理・収納です。始めに不要な物を捨てているので、収納スペースが空いて作業しやすくなっており、整理・収納に集中できます。

「使用頻度の高い物を手前に置く」ことを意識すると、効率的な収納を実現できます。

使用頻度の高い物を奥に収納すると、手前の物を出す作業が発生するので、非効率的です。

最後に掃除

最後に掃除をして、片付け作業は完了です。物で溢れていた床がスッキリしており、掃除もしやすくなっているでしょう。

掃除のポイントは「上から下」です。上から掃除をしていけば、落ちたホコリも、最後の床掃除で一気に処理が可能。順番を間違えると二度手間になるので気をつけるべきポイントです。

定期的な片付けと掃除が大切

人が暮らしている部屋は、ホコリが溜まり、少しずつ物が散らかっていきます。何もしないでいると、必ず元の汚部屋に逆戻りします。

片付けた後に大切なのが、「使った物を元にあった場所に戻す意識」です。元の場所に戻す意識を持つだけで、物の散乱を防げます。

そして「週に1度」「1日に5分」とルールを決めて、掃除をする習慣をつけていきましょう。

準備と順番を知れば掃除は簡単

正しい片付け方は、「片付けの型」ともいえます。型を知れば、誰でも効率的に汚部屋を片付けできるようになるので安心してください。

物が整理されて綺麗に掃除された部屋は、視界も広がり、気持ちもスッキリと前向きになります。片付けの型を知り、綺麗な部屋を目指しましょう！