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エアコンの歴史|空調家電の普及が私たちにもたらしたもの

宿場町の伝統的町並みと石畳7

時代と共に進化したエアコンと快適な住環境

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私たちが日頃から使用しているエアコンが、いつどこで発明され、現在のように普及したのかご存じですか?生まれたときから当たり前のように自宅に設置されていたので、そんなこと考えたことさえない…という方も多いのではないでしょうか。この記事では、年々暑さが強まる日本で、なくてはならない生活必需品となったエアコンの歴史を紐解いていきます。

エアコンのない時代、暑さ対策はどうしていた?

酷暑が続く日本の夏を過ごす上で、エアコンは私たちの健康を維持するための生活必需品となっています。しかしエアコンがなかった時代、人々はどのように暑い夏を過ごしていたのでしょうか。世界の暑さ対策を見てみると、その土地の気候によって様々な工夫があったようです。一年を通して暑いタイでは、床下を通り抜ける風が湿気を逃がす高床式の住居が普及、インドでは遮熱効果の高い煉瓦を使った家屋が多いのだとか。真っ白な壁が目にも美しいギリシャの島々では、白い漆喰の壁が熱を反射する他、湿度を調整する作用があるので、快適に過ごすことができるのだそう。消石灰を主原料とする漆喰は日本でも昔から家屋などに使用されており、湿度が高いときには湿気を吸収し、逆に湿度が低いときには湿気を放出するという調湿効果に優れいます。その他、日本では簾(すだれ)や葦簀(よしず)を立てかけて直射日光を遮ったり、朝や夕方など気温がそれほど高くない時間帯に打ち水をしていました。打ち水は、運動後などに汗を拭わずにいると体が冷えてしまうのと同じように、水分が蒸発する際、周囲の熱を奪う特性を利用したもの。エアコンのない時代の人々による暑さ対策には、知恵と工夫が詰まっていたのです。

エアコンの始まりとは?

1718年にアメリカのベンジャミン・フランクリンとジョン・ハドリーが、蒸発熱で物体を急速に冷却する実験を行い、エーテルを使って物体を氷点下にまで冷却できることを発見しました。1820年にはイギリスの科学者マイケル・ファラデーが、圧縮によって液化したアンモニアを気化することで周囲の空気を冷却できることを発見。そして1902年、アメリカの発明家ウィリス・キャリアが、世界初の電気式エア・コンディショナーを発明したのです。

日本ではいつごろから使われるようになったの?

日本では、1932年にアメリカより輸入・設置されたルームクーラーが最初で、1935年には日本のメーカーによる国産のエアコンが発売されました。しかし当時は大変高価だったため、一般家庭に設置されることはなかったようです。日本でエアコンが広く普及し始めたのはそれから数十年後のこと。いざなぎ景気(1965年〜1970年)と呼ばれる高度成長期には「3C」と呼ばれるカラーテレビ (Color television)、クーラー (Cooler)、自動車 (Car)の3種の耐久消費財の普及が加速し、人々の生活様式が大きく変化しました。

日本でのエアコンの普及率は?

内閣府の消費動向調査によると、日本におけるエアコンの普及率は1970年頃から急上昇し、1990年代には80%超、2000年代に90%を超えてからは横ばいの状態が続いていました。しかし年々酷くなる暑さと、新型コロナウイルスの蔓延によりリモートワークが広まるなど、自宅で過ごす時間が増えたことが影響したのか大幅に上昇。2021年現在、二人以上の世帯におけるエアコンの普及率は92.2%、一世帯あたりの保有台数が平均3.07台となっています。かつては贅沢品であったエアコンが、今やなくてはならない生活必需品となった背景には、生活様式の変化が引き起こした地球温暖化が影響していると考えられます。環境を守るためにも、昔の人々の暑さ対策も取り入れながら、上手に酷暑を乗り越えたいものです

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