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石けんの種類ってたくさんあるけど、どう違うの?

石鹸,石けん

 

いまいち分からない、石けんの種類

洗顔石けん、浴用石けん、化粧石けん、それから透明石けん、薬用石けん。

聞いたことがある石けんの種類を挙げていくといっぱい出てきます。

一体、何が、どう違うのでしょうか?

石けんにはどのような種類があって、どのように使い分けたらいいのか、

よく分からないという方も多いのではと想像しています。

今回は 石けんの種類や、それぞれの特徴や用途に触れてみます。

 

 

化粧石けんと透明石けん

固形の石けんは「石けん素地」と呼ばれる、

動植物の油脂をアルカリで鹸化したものがベースになって造られています。

「石けん素地」がすべての石けんの共通基盤です。

この石けん素地に他の成分を混合して、練りこみ・成形・乾燥等の工程を経て製造されます。

石けんの製造工程は、主に機械練り法」と「枠練り法」の2種類に分けられます。

化粧石けんと透明石けんはそれぞれ異なる方法で製造されています。


・化粧石けん:「機械練り法」で造られることが多い

・透明石けん:「枠練り法」 で造られることが多い


「化粧石けん」は、からだ・顔など洗うことを目的に開発された固形石けんの総称です。

なので、実は、洗顔石けんや浴用石けんは 「化粧石けん」の仲間です。

「化粧石けん」というグループ名であり、そのグループの中に、

洗顔石けん、浴用石けん、薬用石けんなどが含まれている、と捉えると分かり易いです。

それでは化粧石けんの主な製造方法である「機械練り法」をみてみます。

 

機械練り法(化粧石けん)

石けん素地を機械で薄片状に細断してから乾燥させます。

十分に乾燥したら、機能性成分・香料・色素・保湿剤・精油等など、

用途に応じて様々な成分を配合します。

(※薬用や浴用、洗顔用など用途に応じて最適な成分を配合)

それから全体がなじむように時間をかけて混ぜ合わせます。

その後にローラー機で練り合わせてから押し出し機を使って細長い棒状に押し出します。

押し出されたものを専用の金型で型打ちして成形します。

成型後、水分量が多い場合には数日 乾燥させることもあります。

 

このように機械練り法で造られた石けんを「機械練り石けん」とも呼ばれています。

機械の強い力で練り合わせることによって見た目が美しくなり、

機械の圧力によって石けんの結晶が水に溶けやすい構造になって泡立ちやすくなります。

また大量生産しやすいので価格を安くできることも特徴の一つです。

 

こうして製造された機械練り石けんは、

いわゆる「化粧石けん」となり、練り合わせの工程で配合された成分によって、

洗顔用・浴用・薬用など、様々な用途の石けんとして市場に流通されていきます。

次に洗顔用・浴用・薬用それぞれの石けんの特徴をみてみます。

 

洗顔用石けん

化粧石けん,洗顔石けん

洗顔を目的として造られた固形の石けんです。

主成分である純石けん分(石けん素地)とは別に、

アミノ酸系界面活性剤を配合して肌への刺激性を緩和したもの、

グリセリンや砂糖を配合して保湿性を高めたもの、

スクラブ剤を配合したもの、美白剤を配合したものなどと多様な製品があります。

 

浴用石けん

化粧石けん,浴用石けん

浴用石けんは身体の汚れを洗い落とすことが目的なので、

洗顔用石けんと比較すると高い洗浄力があります。

そのため洗顔用石けんよりも肌への刺激性が高まる傾向にあります。

浴用石けんを洗顔用として使用するとお肌に必要な油分を落としてしまって、

かさつく恐れがあるので、なるべく洗顔用として使うことは控える方がいいです。

 

薬用石けん

化粧石けん,薬用石けん

薬事法に基づく医薬部外品の石けんです。

にきびや肌荒れの防止など、

特定の目的に対して効能・効果を認められた有効成分が配合されています。

 

 

枠練り法(透明石けん)

枠練り法は、機械練り法と比較すると最初の工程から異なってきます。

最初から石けん素地にグリセリンや砂糖やハチミツ、エタノールなどの、

機能性成分・香料・色素・保湿剤等などを加えて、

温度の高い流動性のある状態にします。

それから大きな筒や型枠に流し込んで冷やし固めます。

固まったら枠から外して加工しやすい形状にカットします。

カットしたものをさらに子切りしたり、

型打ちしたり刻印を入れたりしながら形を整えます。

形が整ったら一定温度の風通しの場所で1~2ヶ月程度 熟成乾燥させます。

この間に水分とエタノールが揮発して石けんの透明度が増してきます。

それから表面を磨き上げると「透明石けん」が完成します。

 

透明石けん

透明石けん

一般的な石けん(機械練り石けん・化粧石けん)は、

全体の約90%以上が純石けん分(石けん素地)でできています。

一方で透明石けんは、

石けん全体に占める純石けん分(石けん素地)の割合が40~70%と低めです。

つまり、純石けん分(石けん素地)以外の成分を、

30~60%も配合できることが大きな特徴です。

 

例えば、純石けん分(石けん素地)が50%くらいだとすると、

残りの50%を占めるグリセリンと砂糖が「保湿剤」として働いてくれるので、

洗顔しても皮脂は落とし過ぎず、肌が突っ張らないという、

お肌にやさしい特徴があります。

 

透明石けんを生み出す枠練り法は手間がかかって製造コストが高くなります。

そのため価格が高くなり、また見た目がその名の通り「透明感」があるので、

高級なイメージがある製品として販売されています。

 

 

配合成分と含有量をチェック

これまでみてきた通り、石けんはその用途や目的に応じて配合される成分が異なります。

ご自分のお肌や体質とピッタリの石けんを見極めるためには、

その石けんにどんな成分が追加で配合されているのかをチェックすることが大切です。

特に透明石けんは石けん素地以外の成分がたくさん入っているので、

何が入っているのか点検してから試して下さい。

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