12年分の汚れが蓄積したルームエアコンを徹底洗浄:ダイキン AN22PFS-W
杉並区のお客様から2年ぶりにエアコンクリーニングのオーダーがありました。
前回はリビングルームに設置されている天井埋込型エアコンが対象でしたが、
今回はキッチン・ダイニングルームに設置されているルームエアコンです。
当社が作業を担うことは初めての1台です。
過去経緯をお聞きすると、
今まで一度も外部のプロにクリーニング依頼をしたことが無い1台で、
今回が初めての洗浄作業となる次第です。
ダイキン製で、型式はAN22PFS-W、
製造年を確認すると、2013年製です。
12年前に製造設置されたマシンであるため保証の対象外となる旨を
説明し、お客様の承諾を得た上でクリーニング作業に着手しました。
経年の劣化によって、プラスティック製の部材が割れやすくなったり、
電装系の部品に不具合で生じるリスクがあります。
状態を都度チェックしながら慎重に作業を進めることが肝心です。
開閉パネルやダストフィルター、ルーバー、プラスティックパネルなど
エアコン筐体を覆っている部品を破損に気を付けながら取り外し、
熱交換器(アルミフィン)の上部に設置されている自動掃除ユニット
を分離させていきます。
取り外した部品類はガレージをお借りして、
全て水洗いして表面に付着した油脂汚れや埃を落としていきます。
次に壁掛けされているエアコン本体の洗浄に着手します。
先ずは養生作業です。
エアコン設置面の壁にはご家族(お子様)の学校での製作物が
設置されているので、壁一面をビニールで覆うように養生します。
続いてエアコン本体です。
こちらもビニールで全体を覆うように養生して
高圧洗浄作業に着手します。
約12年分の汚れだったので、
かなり汚れの程度はかなり重いものでした。
1回の洗浄だけでは完了できず、
複数回に渡り洗浄作業を繰り返すことになりました。
これが2回目の洗浄で回収した洗浄水です。
これが3回目。
結局、都合5回の洗浄作業(1回で10Lの水を使用)を行うことで
なんとか作業を完了することができました。
作業前には送風ファンとその周囲にべっとりと固着していたカビ汚れも、
高圧洗浄を繰り返すことで
汚れは一掃されて気持ちがいい衛生的な仕上がりです。
12年という長期間の使用によるところが1番大きいのですが、
キッチンと隣接していることも大きく影響していて、
調理で生じる湯気に乗った油脂が汚れとしてエアコン内部に蓄積していました。
学校帰りのお子様がダイニングテーブルで宿題したりすることもあり、
ご家族の健康面を考慮すると、
1〜2年に1回の頻度でエアコンクリーニングを実施することが良さそうです。
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