自動掃除機能付きエアコンが残した埃を洗浄:パナソニックCS-221DEX-W
埃が残ってしまう自動掃除機能付きエアコン
浦安市にお住まいのお客様からの依頼を受けて、
パナソニック製ルームエアコンの洗浄クリーニングを実施しました。
対象となる機種は、
パナソニック製自動掃除機能付きエアコン CS-221DEX-Wです。
他社の自動掃除機能付きエアコンのようなダストボックスは装着されておらず、
ダストフィルターに付着した埃を自動で回収した後に、
戸外に自動で排出していくタイプのエアコンです。
洗浄するためにはこの自動掃除ユニットを分離させる必要があります。
最初に開閉パネルを取り外すと、
自動掃除ユニットが現れます。
フィルター、ルーバーを外した後に、
左右のプラスティック製カバーを外して
自動掃除ユニットの分離作業に取り掛かれる状態にしていきます。
取り外したプラスティック製のパーツ類は全て洗浄して
埃や油脂汚れを落としてキレイに仕上げます。
自動掃除ユニットが露出した状態です。
ユニットを固定している4本のビスを抜き取りつつ、
左右の制御基盤と連結しているカプラーを抜き取っていきます。
右側の制御基盤です。
こちらが左側の制御基盤です。
左右の基盤は温度センサーや、
ルーバーや児相掃除ユニットのモーターの制御を担っており、
対応するカプラーを丁寧に抜き取ります。
対応するビス・カプラーを全て抜き取ってフリーな状態になっています。
ゆっくりと手で自動掃除ユニットを引き上げるように分離させます。
分離したユニットには埃が纏わり付いているので、
掃除機やワイパーシートを活用して埃を取り除きます。
自動掃除ユニットを分離させたことで、
熱交換器(アルミフィン)が露出しました。
状態をチェックしつつ高圧洗浄作業に備えていきます。
熱交換器の表面には埃がベットリと張り付いていました。
自動掃除機能が搭載されているマシンではあるのですが、
どうしても「完璧」という訳にはいきません。
ダストフィルターがカバーできない箇所に集中して埃が蓄積しています。
エコ洗剤(石鹸・セスキ炭酸ソーダ)と高圧洗浄機を活用しながら
これらの埃をしっかりと落としていきます。
エアコン筐体の全体を覆うようにビニールで養生しつつ、
バケツで洗浄水を受け止める準備をした後に高圧洗浄作業に着手します。
高圧洗浄を進めていくと、
取り除かれたカビ汚れと埃が流れ出てきました。
洗浄水の表面付近に黒い粒々が漂っています。
これらは全部カビです。
風向口と送風ファンに固着していたカビ汚れも
高圧洗浄によって一掃されてスッキリとした仕上がりです。
エアコン内部に固着していたカビや埃は人によってはアレルゲンとなり、
アレルギー反応を引き起こす可能性があります。
衛生的な住環境を保つためには
エアコンクリーニングは有用な手段と成り得ます。
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