10年以上経過したシャープのルームエアコンってどれくらい汚れてる?:AY-C56SX-W
2013年製のシャープ製エアコンの洗浄作業に挑む


杉並区にお住まいのお客様から
リビングルームに設置してあるエアコンのクリーニング依頼をお受けしました。
対象は2013年製と古いマシンです。
10年以上経過していることから経年劣化が生じており、
また保証対象外となることから、
慎重にクリーニング作業を進める必要がありました。
お客様に保証外である旨を事前承諾頂きつつ、
破損や不具合のリスクに注意しながら、
汚れと状態の点検と、分解作業に当たります。
分解を進めると酷い汚れが露わに


エアコン正面の化粧キャップを外してから内部のカプラー一つを抜き取り、
固定ビスを数本外すと、
エアコン筐体を覆うプラスティック製カバーが分離できます。

この機種はお掃除機能付きエアコンであるため、
全体カバーを外すと自動掃除ユニットが待ち構えています。


エアコン左側面に設置されている電装基盤から、
自動掃除ユニットの制御系カプラーを抜き取ってから
自動掃除ユニットをゆっくりと分離させてます。

これで熱交換器(アルミフィン)の全体が露出しました。
どんな状態なのか、汚れの程度はどうなのか、隅々まで点検すると、

熱交換器(アルミフィン)は酷い状態です。
アルミの薄い板と板の間にカビ汚れがぎっしりと詰まっており、
表面にも帯状のカビ汚れが拡がっています。
これでは匂い酷くなると同時に、空気との熱交換が上手くできなくて
運転効率の悪化・電力消費の悪化の原因となっています。

風向口を注視してみると、
そこにも斑点状のカビ汚れが覆っています。
送風ファンにもカビと埃が纏わり付いている状態です。
エコ洗剤と高圧洗浄機を活用

ビニールで全体を覆うように養生してから高圧洗浄作業に着手します。
高圧洗浄機を始動する前に、
液体石鹸とセスキ炭酸ソーダの水溶液を汚れの箇所に塗布してから
ブラッシングして事前に汚れを落とし易くします。


1回目(10リットル)の洗浄作業で回収した洗浄水です。
墨汁のような漆黒です。
これは全てカビ汚れが原因なのですが、
1回目でこの状態なのでまだ終われません。


2回目の洗浄後の状態です。
1回目よりは汚れが緩和されましたが、
まだ追加洗浄が必要な状態なので、
この後さらに2回追加して、
合計4回の高圧洗浄を経てようやく作業完了しました。

帯状のカビが固着していた熱交換器(アルミフィン)は
汚れが一掃されてスッキリした状態です。

風向口も斑点のカビや埃が無くなっています。
この後、分解したパーツを全て元に戻した上で
テスト運転して状態をチェック、
異常なく無事に全工程を終えました。
カビ臭かった匂いも無くなって気持ちいい風が出ています。
ここまで汚れを溜め込むのではなくて、
やはり1〜2年に1回の頻度で定期的に高圧洗浄を施して
良い状態を維持することが快適な暮らしに繋がりそうです。
前の記事へ
« 浴室のシャワーカーテンを清潔に保つ掃除テクニック