ダイキン製エアコンを約4年ぶりに洗浄クリーニング

世田谷区のお客様から2021年以来、

約4年ぶりにエアコンクリーニングの依頼をお受けしました。

4年間の汚れが蓄積していること、

対象となるエアコンは2014年製と古くて保証対象外であること、

これらのことに留意しながら慎重に作業に臨みました。

プラスティック製の部品と自動操縦ユニットを分離すると

エアコンの筐体を覆っているパネルやルーバーを全て取り外し、

さらに自動掃除ユニットも分離させることで洗浄可能な状態になります。

取り外した部品は全て水洗いしてキレイに仕上げていきます。

洗浄するためにベランダの一画をお借りして作業にあたります。

ダストフィルターが埃でかなり汚れています。

自動掃除機能付きエアコンなので本来はこのような汚れ方はしないはずなのですが、

ダイニングルームに設置されたエアコンなのでキッチンが近くにあり、

料理で生じる油が乗った空気をエアコンが吸い込んでいるため

エアコンの表面や内部にベタつき汚れがあります。

そのためダストフィルターもベタついていて埃が吸着した状態にあり

上手く自動掃除機能が働かずにそのまま残ってしまっています。

フィルターを傷つけないように注意しながら

優しく水洗いしていくとベタつき汚れや埃が除去されてスッキリしました。

分離させた自動掃除ユニットにもいたるところに埃が固着しています。

同様に料理で生じた油分が原因のようなのですが、

それにしても凄い量の埃です。

掃除機や刷毛などを活用して自動掃除ユニットの埃を除去していきます。

エアコン内部を高圧洗浄すると

カビ汚れが固着している熱交換器やドレンパン、ファンや風向口を

石鹸とセスキ炭酸ソーダの水溶液を塗布してブラッシングした後に

隅々まで丁寧に高圧洗浄していくと

カビ汚れで染まった洗浄水が流れ出てきます。

この状態はかなり汚れている部類に入るもので、

通常の2倍にまで洗浄回数を増やして対処しました。

■洗浄前

■洗浄後

熱交換器（アルミフィン）の表面に目立っていた埃や

アルミの板と板の間に潜んでいたカビ汚れが洗浄によって除去できています。

■洗浄前

■洗浄後

送風ファンとその周辺の風向口も洗浄することで、

黒い斑点状に拡がっていたカビ汚れも一掃されてスッキリしました。

これで嫌な匂いの原因も解消されて気持ちよくエアコンを使用できます。

今回は4年ぶりのエアコンクリーニング作業でしたが、

汚れの程度や前後比較の状況を鑑みると、

4年ではなくて、

2年に1回または1年に1回程度の頻度で

洗浄クリーニングが望ましいと思われます。

エアコンの使用頻度が高くて料理の影響も受け易い場所にあるエアコンは

長期で間隔を空けずに定期的にクリーニングことで、

より衛生的な環境を維持できそうです。