パナソニック天井埋込型エアコンCS-B401CC2を洗浄クリーニング
療養中のご家族のためのエアコンクリーニング
荒川区にお住まいのお客様から作業依頼をお受けして、
先日にエアコンクリーニング を実施してきました。
対象となるエアコンは天井にビルトインされたタイプのエアコンです。
パナソニックの製品で、型式はCS-B401CC2です。
2011年製とかなり古いマシンで経年による劣化も見てとれる状態です。
製造から10年以上経過しているために、
保証の対象外となる旨を予約時に説明しており、
お客様の承諾を得た上でクリーニング作業に臨みました。
状態を都度チェックしながらの作業が求められるエアコンです。
エアコンを設置してから10年以上経過しているのですが、
今回、初めて外部事業者にクリーニングを依頼されたそうです。
きっかけはご家族の発病と療養。
呼吸器系の病いを治療されているタイミングにあり、
住まいの環境をより衛生的・健康的にしたいというご意向から
今回のエアコンクリーニング作業に至りました。
エアコンクリーニング作業を開始する前の準備
エアコンクリーニング作業を始める前に、
必ずブレーカー(配電盤)にて電源をカットします。
マンションであれば玄関のシューズボックスの中に設置される場合が多いです。
こちらの作業現場は戸建て住宅で、
洗面所の入り口付近に設置されていました。
次に洗浄作業に備えて周辺の家具を養生します。
エアコンの直下にピアノが設置されていたため、
ピアノの周囲をぐるっと覆うようにビニールで養生してから
当該エアコンの分解・洗浄作業を進めて行きます。
エアコンを分解することでカビ汚れの実態が露わに
分解作業を進めるためにエアコンの電装基盤から
温度センサーや風向ルーバーの動作系、
リモコン受光器の制御系などの
複数のコネクターを抜き取ります。
全体を覆っているカバーや風向ルーバー、
ドレンパンなどを順に取り外していきます。
10年以上経過している古いマシンは分解作業に素材が耐えれなくて、
破損するリスクがあるので
焦らずに状態を見極めながら慎重に進めていきます。
ドレンパンを取り外した後に状態を確認すると、
そこにはカビ汚れやヘドロ状の汚れが蓄積していました。
これらは庭先に設置されている外水栓をお借りして洗浄していきます。
高圧洗浄機を活用するエアコンクリーニング
天井埋込型エアコンに特化したビニールカバーシートを活用して
エアコン周囲を覆うように養生することで高圧洗浄作業に着手していきます。
これは1回目の洗浄作業を終えた後に回収した洗浄水です。
上に浮かんでいるのは石鹸の泡ですが、
その下部にあるのは黒々と染まったカビ汚れです。
汚れが酷かったため1回の洗浄では完了できず、追加で洗浄してきます。
これが2回目の洗浄を終えた後に回収した洗浄水です。
黒色の染まり加減も緩和されてゴールが見えてきました。
この後に結局はもう1回追加して、
合計で3回(10リットル✖︎3回)の洗浄作業することで完了できました。
あれほどに汚れが内部に蓄積していると、
カビや雑菌の胞子が、
エアコンを使用する度に部屋中に拡散しているはずです。
このようなカビ・雑菌に反応してしまう体質の方が家族にいると
健康への影響が懸念されます。
壁掛けタイプのエアコンと違って、
天井にビルトインされたエアコンは
内部をチェックする機会が少なくて汚れが放置されがちです。
季節柄、これから気温が高くなります。
可能な範囲でエアコンのフィルターや風向ルーバーなどをチェックして
汚れが顕在化しているようであれば
エアコンクリーニングを検討してみるといいかもしれません。
前の記事へ
« 夏の猛暑を乗り切るエアコン節約術次の記事へ
エアコンクリーニングと室外機洗浄の重要性を解説! »