パナソニックの天井埋込型エアコンCS―B401CC2を洗浄クリーニング
パナソニックの天井埋込型エアコンを洗浄クリーニング
世田谷区にお住まいのお客様からエアコンクリーニングのご依頼をお受けしました。
今回の対象はパナソニックの天井埋込タイプのエアコン、CS―B401CC2です。
予約時にお客様からの連絡事項に中に、
「2019年に設置してからクリーニングはしていないのでかなり内部のカビが酷い」というコメントがありました。
約5年間の経過しているためカビ汚れが蓄積していると予測できます。
また併せて次のコメントもお客様から寄せられていました。
「2台とも先月、ドレンパンの部分の汚れが原因でエラーが出てしまった為、メーカー修理にて
簡易的な処置をしてもらいましたが、内部のクリーニングをしたほうが良いとアドバイスいただきました」
天井埋込型エアコンは一般的にドレインパンに溜まった水をポンプで吸い上げて排水するのですが、
汚れがひどくなると排水が滞ったりセンサーエラーを発生する場合があります。
おそらくこれらに近しい症状が出たようです。
これらの背景に留意しながら慎重に作業に臨んでいきます。
天井埋込型エアコンを洗浄可能な状態へ
先ずは対象となるエアコンの直下に防水シートを敷いてから
必要機材を設置して分解作業に取り掛かります。
プラスティック製の開閉パネルを開けるとダストフィルターが2枚設置されています。
これら全部取り外します。
エアコン筐体の全体を覆っているプラスティックパネルを丸ごと取り外すことで
ドレインパンがようやく見えてきました。
左側に電装基板が設置されています。
コネクターを全部抜き取ってから、洗浄作業に備えて電装基盤をケーシングごと全部取り外します。
コネクターを抜き取ってフリーになったルーバー(風向板)とドレインパンを
それぞれ順に取り外して、ようやく熱交換器と送風ファンが露出してきました。
これから養生して洗浄作業に取り掛かります。
エコ洗剤&高圧洗浄の結果
天井埋込型エアコンのサイズに適う養生シートでエアコン全体を覆い、
洗浄水を受け止める準備を整えてからエコ洗剤を活用して高圧洗浄を開始していきます。
10リットル入るバケツがカビ汚れで染まった黒い洗浄水で満たされています。
今回は汚れの程度が重い個体であったため、
この後2回(合計3回)のバケツ交換をしながら洗浄を繰り返していきました。
(※洗浄前の状態を収めた画像)
これが洗浄前の送風ファンと密接する熱交換器の状態です。
ファンと固形物の汚れが纏わり付いており、熱交換器も変色しているように写っています。
(※高圧洗浄を実施した後の状態)
ファンに付着していた汚れがなくなってスッキリしました。
熱交換器の汚れもなくなり、アルミ本来の銀色に戻って気持ちいい仕上がります。
この後に分解したパーツを個別に洗浄した後に全て元通りに設置して、
テスト運転を実施して無事に作業を終えました。
これで汚れが原因となるセンサーエラー等は当面は回避できそうです。
たたし使用頻度がとても高いエアコンであったため、定期的なクリーニングが今後も必要となりそうです。
使いたい時に使えない、という事態を回避するために1年に1回程度の頻度で
定期的にクリーニングすることが解決策になりそうです。
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