パナソニック・エオリアXシリーズをエコ洗剤でエアコンクリーニング
「ナノイーX」を搭様した大きなルームエアコン
世田谷区にお住まいのペットオーナーの方からエアコンクリーニングのご依頼を頂戴しました。
対象はパナソニック(Panasonic)のルームエアコン・エオリアCS-X409C2です。
とにかく大きなエアコンです。
正面から見るとそのサイズ感がドンと迫る感じがあり、
さらに横から見ると厚みをあることが分かります。
エオリアXシリーズの2019年モデルで、
カビや花粉など空気中の汚染物質を抑制する「ナノイーX」が搭載されているモデルです。
この「ナノイーX」のおかげで、
カビに強くてエアコンの内部まで清潔に保てることを訴求している製品です。
とはいえ完璧にカビを抑制できているかどうかは使用環境や個体差があります。
早速分解して汚れ具合を点検してみます。
分解してエアコンの中を露わに
前面パネルを開けると通常のエアコンでは見慣れない格子状のフィルターが目の前に現れます。
このエオリアXシリーズ固有の部品なのですが、
エアリアにはフィルターが2種類搭載されています。
通常のエアフィルターと格子状のアクティブクリーンフィルターの二つです。
両方外していきます。
これが通常のエアフィルター、2枚入っています。
そして、これが格子状のアクティブクリーンフィルター(と開閉パネル)
次の上下方向のルーバーを4枚外します。
左右の外装パネルカバーを取り外して、
電装制御基盤から配線を数本抜き取って、
自動お掃除ユニットをエアコン本体から分離させていきます。
これでようやくエアコンの中が露わになって洗浄可能な状態になります。
ナノイーX搭載モデルでもカビ汚れは避けられない
上下風向ルーバーを近くでよく見てみると、
斑状のカビ汚れが拡がっている様子が確認できます。
風向口の奥を覗いてみると、そこにもカビ汚れが点々と固着している様子が見えます。
これらに狙いを定めてしっかりと洗浄していきます。
エコ洗剤と高圧洗浄機でキレイに
分解して中身が露わになったエアコンをビニールで覆うように養生してから
洗浄作業を開始していきます。
使用する洗剤と洗浄剤は 液体上の石けんとセスキ炭酸ソーダです。
ペットへの影響を鑑みて合成洗剤は使用しないで臨みます。
洗浄して流れ出た水をバケツで受け止めます。
上から見ると石けんの白い泡が浮いていますが、
横から見ると、
洗浄水が真っ黒なカビ汚れに染まっていることがハッキリと確認できます。
しっかりと洗浄すると、
カビ汚れが固着していた送風ファン周辺もスッキリと綺麗に良化できました。
カビなどの汚染物質を抑制すると言われる「ナノイーX」を搭載したモデルですが、
ずっと使用すればやっぱりカビ汚れが固着してくることは避けられないです。
運転時間によって最適な頻度は変わりますが、
1年に1回、または2年に1回くらいのペースでエアコンをしっかりと分解洗浄すると、
衛生的なコンディションを保って快適にエアコンを使用できます。
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