富士通製のエアコンを2年ぶりにクリーニング
リビングルームのエアコンは汚れ易い
富士通製のお掃除機能付きエアコンをお使いのお客様から、
エアコンクリーニング の依頼をお受けしました。
対象となるエアコンは、富士通製お掃除機能付きエアコン
形名はAS-Z56D2Wです。
前回作業が2019年の秋でしたので今回は約2年ぶりです。
2年に1回のエアコンクリーニングは一般的な頻度なので、
通常通りの心持ちで作業に臨みました。
リビングルールなので欠かせない家具の養生
エアコン直下にはテレビとテレビ台が置いてあります。
電源や放送波などの複数のケーブルがある影響で、
大きく移動することが困難な状況でした。
と言う訳で少しだけ斜めに設置位置を変えてから、
ビニールを大きく使ってテレビ全体を養生しました。
これでクリーニング作業に着手できます。
自動掃除ユニットを取り外すと汚れが顕になる
開閉パネルを開けるとフィルターとダストボックスが現れます。
これらを全部取り外すと、
熱交換器を覆っている自動掃除ユニットが残ります。
熱交換器は最も洗浄したい箇所の一つなので、
防水のために自動掃除ユニットも取り外します。
自動掃除ユニットの左側面にある電装基盤の蓋を外すと、
カラフルなたくさんのカプラーがあります。
必要なものだけ抜き取って
自動掃除ユニットから延びているリード線を分離させると、
自動掃除ユニットが全部外れて、
隠れていた熱交換器(アルミフィン)の全容がはっきり視認できるようになりました。
近くに寄って見つめると汚れをはっきりと確認できます。
カビとホコリが詰まったエアコン
熱交換器にあるアルミの板と板の間には、
黒い粒状の固形物とホコリが目詰まりしていることが確認できました。
自動掃除機能がついているハイエンドのエアコンなのですが、
完璧にホコリをブロックしてくれるわけではなく、
どうしてもホコリは入り込んでしまっていました。
他のお部屋のエアコンと比べると、
リビングルールのそれは使用時間がとても長くて、
その分だけホコリやカビによる汚れが重くなる傾向にあります。
風の吹出し口の奥の方を覗き込むと、
カビ汚れに覆われたファンが見えました。
これではカビの粒子が運転中に飛び出してきそうです。
分解を経てから隅々を点検すると、
2年ぶりとはいえ 汚れが重い印象を受けました。
しっかりと長めに作業時間をとって洗浄する必要がありました。
エアコンクリーニングの成果
熱交換器のアルミの板と板の間に詰まっていた汚れが無くなって
スッキリと仕上がりました。
熱交換器と同様に、
送風ファンもカビ汚れが一掃されると、
キレイで衛生的なコンディションを取り戻しました。
流れ出た洗浄水は本来の石鹸の色(白色)ではなく、
カビによって黒々と染まっていました。
これが2年分の汚れでした。
リビングルームに設置しているエアコンは、
相対的に最も運転している時間が長くなりがちで、
その分だけ汚れも蓄積し易い傾向にあります。
寝室や書斎のエアコンよりも短めの周期で洗浄していくと、
リビングルームをより清潔で衛生的に保つことに繋がりそうです。
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