リモートワークでエアコンの汚れが拡大する?
日立製エアコン「白くまくん」を1年ぶりに洗浄
文京区のお客様からエアコンクリーニング の依頼をお受けして
昨日に実施してきました。
今回が2回目の洗浄作業です。
1回目は昨年の10/5に実施しており、
2回目となる今回は昨日ということでほぼ1年ぶりの作業でした。
「1年間の使用でエアコンはどうなっているのか」の視点で
今回の作業を振り返ってみます。
対象となる機種はRAS-A22G(W)
これはお掃除機能は付いていないベーシックなタイプです。
ホコリをブロックするフィルターは機械任せではなくて、
普段からのお手入れとしてご自身で取り外してホコリを除去する必要があります。
今回の洗浄作業を開始するにあたり、
フィルターだけでなく、
開閉パネルや外装カバー、風向板などを取り外していきます。
ホコリで覆われたフィルター
フィルターを取り外すと、
そこにはホコリが海苔のように固着していました。
どうやら1年間で1度もフィルターのお手入れはされておらず
そのままだったようです。
この状態になるとエアコン内部への空気の取り込みが妨げられて
運転効率が悪くなる恐れがあります。
カビ汚れが目立つ風の吹出し口
風を送り出すファンとその周辺には、
黒や灰色をした斑点状の汚れが拡がっていました。
これは夏期における冷房が原因です。
冷房を使用すればエアコン内部が結露で濡れてしまい、
湿度も高い状態が慢性化してカビにとっては発育し易い環境です。
養生して高圧洗浄へ
各パーツを取り外して熱交換器(アルミフィン)が露出したエアコンを
ビニールやウェスを使って養生してから
高圧洗浄作業へ挑んでいきます。
熱交換器のアルミの板と板の間に潜んでいるカビ汚れや、
送風ファンの隙間や周囲に固着している汚れを高圧の洗浄水で除去していきます。
ホコリやカビ汚れが無くなるとスッキリ
高圧の洗浄水を使って隅々まで洗っていくと、
視認できた汚れだけでは無く、
奥に潜んでいた汚れもドッと流れ出てきました。
バケツで回収した洗浄水は黒々と染まっていました。
石鹸とブラシを用いてフィルターを洗浄すると、
固着していたホコリや油脂汚れが無くなってスッキリとした状態です。
斑点状のカビ汚れが目立っていた吹出し口も
汚れが無くなってキレイに仕上がっています。
在宅時間の増加がカビ汚れ拡大の遠因に
1年間の使用で このくらい汚れることは、
今年は珍しくはない印象です。
今年の夏もリモートワークのトレンドが続いていて、
在宅時間が長くなって、
エアコンの運転時間も長くなっていると推察します。
そうなると、
エアコン内部が結露で濡れてしまう時間も比例して長くなり、
例年(コロナ渦以前)よりも、
カビ汚れが着き易い傾向になっていそうです。
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