トイレスリッパは必要?使うメリット・デメリットと選び方も解説
近年では、トイレにスリッパを置かない家庭が増えてきています。そのため、トイレにスリッパを置くべきか悩む人は多いのではないでしょうか。本記事では、トイレでスリッパを使うメリットとデメリットを解説します。また、トイレスリッパの選び方も紹介するので、導入を検討している場合は、ぜひ参考にしてください。
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目次
トイレスリッパを使う家庭の割合
現代では、家庭の約半数がトイレスリッパを使っていないといわれています。これは、近年オシャレなトイレが増えて、リビング感覚で使う人が多いことによるものと考えられます。
トイレでスリッパを使うメリット
トイレスリッパを置くメリットは、以下の2つです。
- 部屋に汚れを持ち込まない
- 足の冷えを防げる
部屋に汚れを持ち込まない
トイレの床は、一見キレイでも飛び散った尿や細菌で汚れています。そのため、素足でトイレに入ると、足裏に付いた汚れを他の部屋に広げてしまうおそれがあるのです。トイレスリッパを履くことで、汚れをトイレから出さず、清潔な状態を保つことができます。
足の冷えを防げる
トイレの床に使われるタイルやクッションフロア、フローリングは、冬場は冷たくなり、素足でトイレに入ると足を冷やしてしまうおそれがあります。冷えは体調に影響するおそれがあるため、スリッパの使用がおすすめです。
トイレスリッパを置くデメリット
トイレにスリッパを置くデメリットには、以下の2つが考えられます。
- 雑菌が繁殖する
- 転倒するおそれがある
雑菌が繁殖する
トイレスリッパを履くことで、トイレ内の菌を部屋に持ち込まないメリットがあります。しかし、スリッパを洗わずに長い期間使用していると、足の雑菌や細菌がスリッパ内で繁殖して、スリッパ自体が菌の温床となってしまうケースがあります。
転倒するおそれがある
トイレは狭い空間であるため、スリッパを履き替える際に、足元がもたついて転倒するおそれがあります。特に高齢者は転倒のリスクが高いので、注意が必要です。
トイレスリッパの選び方
トイレスリッパを選ぶ際にチェックするべきポイントは、以下の3つです。
- 素材
- 機能
- 形状
素材
トイレスリッパの主な素材は、布とビニールです。それぞれのメリット・デメリットを比較して、自身に合うものを選びましょう。
布製
布製のスリッパは、手軽に洗濯できることがメリットです。耐久性の良さや、乾きやすさを重視するのであれば、ポリエステル製がおすすめです。肌なじみや履き心地を重点に置く場合は、綿素材を選ぶと良いでしょう。ただし、綿素材は水分を含みやすく、汚れやすいためこまめなケアが必要です。
ビニール製
合成皮革やPVC、EVAなどのビニール製のスリッパは、汚れてもティッシュや除菌シートでサッと拭き取れます。水がしみにくいこともメリットです。
機能
スリッパには、さまざまな機能が付いたものがあります。トイレで使用する場合は、以下3つの機能付きのものがおすすめです。
- 滑り止め
- 抗菌加工
- 丸洗い可能
滑り止め
高齢者がいる家庭では、トイレは転倒のリスクが高い危険な場所です。スリッパに履き替える際や、使用中に滑って転んでしまわないよう、滑り止めがついていると安心です。
抗菌加工
トイレにはさまざまな菌が潜んでいます。抗菌加工されたスリッパであれば、衛生的な状態を保てます。また、防臭機能付きのものは、気になる臭いも抑えられるので、おすすめです。
丸洗い可能
スリッパの手洗いは手間がかかるため、面倒に感じて洗う機会が少なくなりがちです。洗えるスリッパを選ぶ際は、洗濯機で丸洗いできるかもチェックしましょう。
形状
スリッパの形状は、大きく「通常タイプ」と「つま先開きタイプ」があります。使用感に合わせて、好みのものを選びましょう。
通常タイプ
つま先部分が覆われている通常タイプは、外気が入りにくい構造のため、冬でも足先が冷えにくいことが特徴です。また、水が跳ねたり、つま先がトイレの床に触れたりしても、汚れる心配がありません。
つま先開きタイプ
つま先が開いているタイプは、通気性に優れているので、足が蒸れやすい夏におすすめです。ただし、商品によってつま先の開き具合が異なり、家族で使う場合、サイズを男性に合わせると、子どもや女性はつま先が出過ぎて使いづらく感じるケースもあるので、注意しましょう。
トイレの汚れを広げないためにトイレスリッパを活用しよう
トイレの床は、キレイに見えても飛び散った尿や細菌で汚れているものです。トイレの汚れをリビングや部屋に持ち込まないためにも、トイレスリッパを活用しましょう。