ペットのためにエアコンはつけっぱなし|電気代を安く抑えるには?
ペットのためにエアコンはつけっぱなしに
この記事を読むための時間:3分
空前のペットブームが続く現在、外出時にはエアコンをつけっぱなしにしているという飼い主さんが多くいますが、その一方で、電気代を気にしてエアコンをオンにするのは人間がいるときのみ…という人も。動物は話せないので、苦しくてもそれを飼い主に伝えることができません。体調に変化が見られなくても、平気ではないのです。エアコンは大切な家族であるペットを守る命綱。ここではペットの健康を守るためのエアコンの重要性と、電気代を安くするためのポイントを掘り下げていきます。
目次
人間だけじゃない!ペットが熱中症で命を落とすことも
私たち人間は、体温が上ると体全体で汗をかき、その汗が蒸発しながら熱を奪い体温を下げる機能があります。しかし犬や猫などの動物は、汗をかいて体温を調節する機能などは持ち合わせておらず、体温を下げる唯一の方法は呼吸です。そのため換気が十分でないところや気温の高い場所などで体温が上ってしまうと、全身を毛で覆われていることもあり体温を下げる方法がありません。そうなると呼吸困難になり、脱水症状を起こします。更には血液の循環がうまくいかず命を落としてしまうこともあるのです。
留守番中のペットのためにエアコンはつけっぱなしに
ペットを家に置いて外出する際は、エアコンは「つけっぱなし」が基本です。大切なペットが留守中に熱中症にならないよう、いつもと同じ過ごしやすい温度に。カーテンを閉めて直射日光が当たらないようにして、飲み水はたっぷり準備してあげましょう。扇風機やサーキュレーターを併用すると、部屋全体に空気が循環し更に涼しくなります。
エアコンのつけっぱなしで電気代をできるだけ安く!
ペットは大事だけど、つけっぱなしのエアコンのせいで電気代が高くなってしまうのでは?と心配な人も多いはず。電気代を最小限に抑えるポイントを確認して実践しましょう。
つけっぱなしのエアコンは自動運転モードに
つけっぱなしのエアコンは、必ず自動運転モードにしておきましょう。設定温度まで下がると、微弱運転などに切り替わって室内温度を保ってくれます。
エアコンのフィルターや室外機は定期的に掃除する
エアコンのフィルターが汚れていると冷房の効きが悪くなり、電気代が高くなってしまいます。フィルターを外して掃除機で大まかな埃を吸い取り、細かい目詰まりは歯ブラシなどを使いながら水洗いしましょう。そしてしっかりと乾燥させてからエアコンに装着します。また、室外機の汚れも定期的に確認しましょう。
遮熱・遮光効果のあるカーテンで日差しを遮断する
窓から入ってくる光や熱は部屋の温度を簡単に上げてしまいますが、カーテンで遮ることができます。遮熱・遮光効果のあるカーテンは一般的なものよりも少々割高ではありますが、エアコンの冷房効果を助けてくれるので、結果的には節約につながります。
電気代がお得なプランに乗り換える
電力市場の自由化により、様々な企業が電気事業に参入しています。激化する競争の中で、各社がお得なプランを打ち出していますので、自分のライフスタイルに合った会社に乗り換えるのもおすすめです。
古いエアコンなら買い替えを検討する
2000年頃から省エネのエアコンが注目され、電気代の安さがエアコン選びの基準のひとつとなりました。もしもそれ以前のエアコンを今でも快適に使えている場合は、10年とされているエアコンの寿命を大きく上回っている点は素晴らしいのですが、電気代の観点からすると少し注意が必要です。エアコンの消費電力は1年単位で5%ずつ増えるため、まだまだ現役のエアコンであっても、使えば使うほど電気代が高くなってしまう可能性もあるのです。古いエアコンをお使いの方で電気代が高いと感じている場合は、買い替えの時期かもしれません。
前の記事へ
« エアコンが水漏れしたら|応急処置をわかりやすく解説