エアコンが水漏れしたら|応急処置をわかりやすく解説
エアコンが水漏れした時の応急処置と原因を解説
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冷房中にエアコンから水漏れ!?エアコンが故障してしまったのか、それとも使い方が悪かったのか…何が起きているのかわからず不安になってしまいますが、一刻も早く応急処置をしないと、壁や床が水浸しになったりエアコンの故障を招いてしまうことも。ここではいつ起きるかわからないエアコンの水漏れへの対処法をお伝えします。
目次
エアコンが水漏れしたときの応急処置
エアコンの下にある物を移動させ水気を拭きとる
まず一番にやるべきことは、エアコンの下のものを移動させることです。そしてタオルなどで水気を拭き取ります。木製の家具や床は水気を含んだ状態で放置すると傷んでしまいます。また、壁も水気で壁紙が剥がれてしまうことがあるため、しっかりと拭き取りましょう。
水が落ちてくる場所にバケツなどを置く
水漏れがすぐに止まるかどうかはわからないので、とりあえず水が落ちてくるところにバケツなどを置いておきましょう。
賃貸なら管理会社か大家さんに連絡する
賃貸マンションなどで備え付けのエアコンの場合は、管理会社か大家さんに連絡して現状を報告します。誤った使い方をしていなければ、大抵の場合は管理会社や大家さんの負担で対処してもらえるでしょう。
電源を切り、コンセントを抜いておく
電源プラグに水がかかると大変危険です。念のため、電源を切ってコンセントを抜いておきましょう。
水漏れ原因の80%がドレンホースの詰まり
エアコンが水漏れする原因の多くがドレンホースの詰まりによるものです。ドレンホースとは、エアコン内部で発生する水を外へ排水するためのホースのことで、室外機横のホースから水がチョロチョロ流れているのを見たことのある人は多いはず。そのホース内の汚れが経年により蓄積してヘドロのようになったり異物が詰まったりすることで、排水ができずに水漏れを起こしてしまうのです。
ドレンホースは自分で掃除できます!
ドレンホースの詰まりが原因であれば、自分で掃除をすることも可能です。ホームセンターなどで2,000円前後で販売されているサクションポンプを準備します。サクションポンプとは手動式の真空ポンプのことで、以下の手順でホースの詰まりを簡単に解消できます。
- 作業中に水が逆流することがあるため、エアコンの室内機の真下にバスタオルなどを敷いておく
- 室外機のドレンホースの先端にサクションポンプを差し込む
- サクションポンプのハンドルを勢いよく引っ張る
- 次に、水が逆流しないようゆっくりとハンドルを押し込む
- 3と4を繰り返す
ハンドルを引っ張ったり押し込んだりを繰り返していると、引っ張るときのハンドルが急に軽くなり、詰まっていたものが流れ出します。
ドレンホースの排水が正常ならフィルターを掃除する
ドレンホースに詰まりもなく正常に排水されている場合は、室内機のフィルターを確認しましょう。フィルターに埃や汚れが蓄積すると、空気が内部に取り込まれなくなります。その状態で冷房運転すると、エアコン内部で結露が多量に発生し、水漏れしてしまうことがあるのです。フィルターが汚れていたら速やかに取り外して、目詰まりをきれいに洗い流しましょう。そして水気をしっかりと拭き取ってからエアコンに再びセットします。
自分で処置するのが不安な場合は業者に依頼する
ドレンホースの詰まりやフィルターの汚れなど、エアコンの水漏れ原因は、専門知識などなくても自分で解消することができます。しかし、自分でやるのに不安がある場合は、被害を大きくしないためにも専門業者に依頼すれば安全で確実です。そしてその後は水漏れを起こさないよう、フィルターやドレンホースの点検・掃除を定期的に行うようにしましょう。
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