猫と一緒に暮らすとエアコンはどれくらい汚れる?:日立 RAS-D22NBK(W)
猫と暮らすと常に運転し続けて汚れるエアコン
今回は台東区にお住まいのお客様からご依頼を頂戴したルームエアコンの
洗浄クリーニング作業について触れてみます。
予約段階から「猫を飼っている」「エアコンが酷く汚れている」
という状況をお聞きしていました。
平日の日中、仕事で外出している時も猫はご自宅でお留守番しています。
そのためエアコンを停める訳にはいかず、
春秋を除くと、特に夏季はエアコンは24時間フル稼働の状態です。
冷房が24時間稼働しているので、
エアコン内部も結露で24時間ずっと濡れています。
となれば、エアコン内部はお風呂のように湿度が高く、
それが24時間✖︎数ヶ月続くとカビが発生、
という事態にあると推測できます。
対象となる個体は日立製のルームエアコンで、
型式はRAS-D22NBK(W)です。
広く普及しているスタンダードな1台です。
エアコンを覆っている外装カバーや開閉パネル、
ダストフィルター、ルーバーなどをずべて取り外して
カビ汚れが固着しているであろうエアコン内部を露出させていきます。
プラスティック製のパーツ類を取り外したら
ビニールで全体を覆うように養生してから洗浄作業に着手します。
ペット(猫)への影響を考慮して、
業務用の洗剤の使用は控えて、
セスキ炭酸ソーダの水溶液と石鹸を活用しながら
高圧洗浄を行なって内部の汚れを落としていくと、
内部に蓄積していたカビ汚れがドッと流れ出てきました。
カビ汚れと猫の抜け毛が付着していた熱交換器(アルミフィン)は
汚れが一掃されてスッキリとした銀色に戻っています。
2枚のダストフィルターも埃がべっとりと付着していたのですが、
これらも水洗いしてキレイに仕上げています。
送風ファンとその周辺は特に酷い状態だったのですが、
高圧洗浄作業を繰り返すことでカビ汚れが無くなっています。
洗浄作業を終えたら、
分解したパーツを全て元通りに装着し直して、
エアコンのテスト運転(冷房)を開始します。
作業前に漂っていた悪臭は無くなって、
爽やかな冷たい風が勢い良く出てきました。
嫌な臭いが無くなるたけでなく、
運転効率も上がっている印象です。
今回の汚れの重さ・程度を鑑みると、
1年に1回の頻度でエアコンクリーニングを実施することが
猫との暮らしをより快適にすることに寄与しそうです。
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