キッチンの油汚れの落とし方7選!場所別の落とし方も解説
キッチンの油汚れは、調理するうえで避けられないものです。油汚れは落としにくいため、どう掃除していいのかわからない方も多いでしょう。そこで本記事では、キッチンの油汚れの落とし方を7つ紹介します。場所別の落とし方や注意点についてもお伝えするので、快適で清潔なキッチンを保つための参考にしてください。
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目次
キッチンの油汚れの落とし方
キッチンの油汚れを落とすには、次の7つの方法があります。汚れの程度やキッチンの素材によって適した方法で掃除しましょう。
- 熱湯を使う
- メラミンスポンジを使う
- 重曹ペーストを使う
- クエン酸を使う
- セスキ炭酸ソーダを使う
- 中性洗剤を使う
熱湯を使う
油汚れには、熱湯をかけて温める方法が効果的です。40~60度のお湯にしばらく浸けておき、熱によって油が溶けて浮き上がってきたら、スポンジや布で拭き取ってください。水で洗うよりも、熱で油を溶かすことで、汚れが落ちやすくなります。
メラミンスポンジを使う
メラミンスポンジは、メラミン樹脂で作られたもので、頑固な油汚れを除去するのに適しています。水を含ませてから軽く絞り、汚れた部分をこするだけで、油汚れが効果的に取り除けます。特に、シンクやコンロのステンレス部分、タイルの目地などに有効です。
ただし、塗装やコーティングが施されたもの、プラスチックなどの柔らかい素材には向いていません。メラミンスポンジを使う場合は、使用できる素材かを確認し、強くこすりすぎないように気を付けましょう。
重曹ペーストを使う
重曹ペーストは、ナチュラルで環境に優しい油汚れの除去方法です。重曹水をスプレーするだけで落ちる汚れもありますが、頑固な汚れには重曹ペーストが効果的です。重曹ペーストは、粉末の重曹と少量の水を混ぜてペースト状にして作ります。重曹と水を3対1程度の割合で混ぜるといいでしょう。
重曹ペーストを汚れた部分に塗布し、5分から10分ほど放置します。その後、スポンジでこすり洗いすると、油汚れが浮き上がって落ちやすくなります。汚れが落ちにくい場合は、重曹ペーストの上にラップをかけてから放置してみてください。
クエン酸を使う
クエン酸は、油汚れと同時に水垢や石鹸カス、臭いも除去できる優れたものです。重曹を使って掃除をしてから、クエン酸水を使うのがより効果的です。クエン酸水は、クエン酸小さじ1杯に対して水200mlを入れて混ぜ合わせて作ります。スプレーボトルに入れて油汚れにスプレーし、数分置いてからスポンジや布で拭き取ると、汚れがスッキリと落ちます。
ただし、クエン酸を使うときには、ほかの洗剤と同時に使用しないようにしてください。特に、塩素系洗剤と一緒に使うと、有毒なガスが発生してしまい危険です。
セスキ炭酸ソーダを使う
セスキ炭酸ソーダは、アルカリ性の洗浄剤で、油汚れを中和し効果的に落とします。重曹よりも強いアルカリ性のため、重曹で落ちなかった汚れにも効果が期待できます。
まずは、セスキ炭酸ソーダ小さじ1杯に対して水500mlを混ぜたセスキ炭酸ソーダ水を作ってください。セスキ炭酸ソーダ水をスプレーボトルに入れ、汚れた部分にスプレーして5分から10分ほど放置します。その後、布巾やスポンジなどで汚れをこすり落とせば、頑固な油汚れも簡単に除去できます。
ただし、セスキ炭酸ソーダ水を使う際は、直接触れないように注意してください。セスキ炭酸ソーダ水は強いアルカリ性のため、肌が荒れてしまうおそれがあります。そのため、セスキ炭酸ソーダ水を使う際は、ゴム手袋をするなどして掃除をすると安心です。
中性洗剤を使う
中性洗剤は、日常的な油汚れの掃除に便利です。スポンジに中性洗剤を少量取り、水を含ませて泡立てます。汚れた部分を優しくこすり、お湯で洗い流すか濡れた布巾で拭き取りましょう。中性洗剤はシンクやコンロ、調理台、キッチン全体の掃除に使用できます。手肌に優しく、安心して使えるため、毎日の掃除に最適です。
場所別の油汚れの落とし方
キッチンの場所によって、油汚れの落とし方は異なります。それぞれの場所に合った方法で油汚れを落としましょう。
ガスコンロ
ガスコンロの油汚れは、調理中に飛び散る油や食材のカスが原因です。まず、取り外せるパーツはすべて取り外し、重曹ペーストや中性洗剤を使ってしっかりと洗浄します。コンロ本体には、重曹水やセスキ炭酸ソーダ水をスプレーし、数分放置してからスポンジでこすり洗いします。特に頑固な汚れには、メラミンスポンジを使うと効果的です。最後に全体を濡れ布巾で拭き取り、水分をしっかり乾かしましょう。
レンジフード
レンジフードは、特に油汚れが溜まりやすい場所です。取り扱い説明書に従ってフィルターやファンを取り外し、熱湯に中性洗剤を加えた溶液に浸けて油を溶かします。その後、ブラシでこすり洗いします。レンジフード本体には、重曹水やセスキ炭酸ソーダ水をスプレーし、しばらく置いてから布で拭き取りましょう。
調理器具
調理器具の油汚れは、使い終わった直後に洗うことがポイントです。フライパンや鍋などには、中性洗剤を使い、スポンジでしっかり洗浄します。焼き付きやこびりつきがひどい場合は、重曹ペーストやクエン酸を使ってこすり落とします。木製の器具やデリケートな素材には、重曹やクエン酸は避け、中性洗剤で優しく洗うといいでしょう。すぐに洗うことで、油汚れが固まる前に簡単に落とせます。
キッチンカウンター
キッチンカウンターの油汚れは、日常的にこまめに掃除することが大切です。中性洗剤を使ってスポンジや布で汚れを拭き取り、その後水拭きで仕上げます。天然素材のカウンターには、クエン酸やセスキ炭酸ソーダを使わず、中性洗剤で優しく拭き取りましょう。
油汚れを落とすときの注意点
油汚れを落とす際には、いくつかの注意点があります。まず、使用する洗剤や掃除道具を正しく選ぶことです。適切な洗剤を使わないと、素材を傷つける可能性があります。また、熱湯を使う場合は、火傷に注意し、耐熱性のある素材にのみ使用してください。
さらに、掃除の際は換気を十分に行うことも大切です。特に、化学薬品を使う場合は、窓を開けたり換気扇を回したりして、空気が流れるようにしてください。長時間の掃除を避けて、ゴム手袋やマスクを着用すると安心です。
正しい方法で油汚れを落としてキッチンを清潔にしましょう
油汚れは、放置するほど汚れが落ちにくく、掃除が大変になってしまいます。油汚れの程度や素材に適した方法で掃除をすることで、簡単に汚れを落とせるので、定期的な掃除を心がけてキッチンを清潔に保ちましょう。