ダイキンルームエアコン『risora(リソラ)』の洗浄クリーニング
デザイン性と機能性を両立したルームエアコン『risora』
2021年夏にエアコンクリーニングを実施したお客様から
2年ぶりにエアコン洗浄の依頼をお受けしました。
対象となるエアコンはダイキン DAIKIN AN71VSP-W [ルームエアコン risora(リソラ)です。
risora(リソラ)はデザイン性と機能性を両立した薄型のルームエアコンです。
ダイキンはどちらかというとデザインよりも機能性を重視して
メンテナンスし易い、効きが良い、など実用性を重視しているメーカーという印象を個人的には持っていたのですが、
risora(リソラ)はそんな所感から離れたとてもオシャレな筐体のエアコンです。
risora(リソラ)は前面パネルが開け方が特殊
デザイン製を重視した risora(リソラ)はフォルターをお掃除する際の前面パネルの開け方が
従来のダイキン製エアコンのそれと異なります。
従来のパターンだと手動でパネルを引き上げるように開けることができるのですが、
risora(リソラ)ではそうすることができない仕様になっています。
強引に手で開けようとするとパネルを固定しているヒンジが折れてしまって壊れます。
リモコンの右下に「お手入れ」と表示されている丸いボタンがあります。
このボタンを2秒間長押しすると前面パネルがモーターで自動で迫り上がってきます。
画像のように前面パネルが迫り上がって浮いた状態になると、
パネルの裏側に2箇所フックがあるのでそれらを手で軽く引っ張るとようやく前面パネルを開けることができます。
前面パネルを開けるとホコリをブロックしている2枚のフィルターが装着されているのですが、
今回の状態としてはかなりホコリが付着している様子が分かります。
これらは取り外して優しく洗浄していきます。
各パーツを分解して洗浄へ
前面パネルを取り外すとこのような状態になります。
次に熱交換器を覆っているプラスティックの筐体を分離させたいのですが、
その前に前面パネルの上下動作を担っているモーターが基盤と連結しているカプラーを解除します。
解除したいカプラーを1個だけです。
これを引き抜いてから固定ビスを数本抜くとプラスティックの大きな筐体が取り外せて
ようやく洗浄可能な状態になります。
プラスティックの各パーツを取り外すことでカビ汚れが目立つ熱交換器(アルミフィン)の全体が露出した状態になり、
ここから全体を養生して洗浄作業に取り掛かります。
2年ぶりにエアコン洗浄すると
エアコンクリーニング のおすすめの頻度は?と問われたら「2年に1回」と答えることが多いのですが、
コロナ禍の影響で在宅ワークが主流となっている昨今ではちょっと事情が異なってきました。
汚れの程度が穏やかであれば石鹸で洗浄したので白色のお水が出てくるのですが、
画像が示すように真っ黒な洗浄水が流れ出てきました。
これは全部カビ汚れによるものです。
今回のお客様は在宅ワークされていて平日であれば8時間以上はエアコンを使用しており、
通勤ワークしている時と比較するとエアコンを運転している時間は数倍になっています。
汚れの進行具合はエアコンを使用している時間と比例するものなので、
在宅ワークされている方のエアコンは汚れ易い傾向にあります。
在宅ワーク中にエアコンの匂いが気になったり、汚れが目立ち始めたら
衛生面や健康のことを考慮すると早めのエアコンクリーニングの実施を検討してもいいかもしれません。
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